こんにちは。junkoです。
先日、主人のインド赴任に向けて、本人より先に荷物が旅立っていきました。
結論から言うと、非常にラクな引っ越しで、正直、拍子抜けでした。(^-^;
海外引越は、とにかく大変なイメージ。
前回、2012年のフランス赴任の時は、家族全員、4人での引っ越しでした。
当時住んでいたのが持ち家ではなく、退出と同時に引き払うため、カラにする必要がありました。
この、「完全にカラにする」海外引越というのが、かなり大変です。
持ち家をお持ちのご家族の場合は、残していけばいいものと持っていくものの2種の判断になりますので、精神的負担は少ないかと思います。
我が家は、現在よりも1.5倍ほど広めの家だったので、当然、家の中にうずもれた不用品も多かったこともあって、物理的にモノが多く、まずは、捨てるものの大量発生から始まりました。
次に、必要なものと必要時期を細かく分別していくこと。
想像力が乏しいと、新生活でいきなりあれがない、これがない!となってしまうので、入念な準備が必要です。
まさに、
海外引っ越し=人生の一大プロジェクト。超大変! というイメージです。
海外引っ越しは2回に分けて行う。第一便の内容。
赴任地がヨーロッパと、地理的に遠いので、船便の輸送にとても時間がかかります。
当時は、3カ月ほどかかる、と言われていました。なので、荷物は時期を2回に分けて搬送しました。
日本では使わないけれど、新生活ですぐに使用するものなどは、実際に引っ越しする日よりも3カ月ほど先に送っておきました。これが第一便です。先に到着していた主人が受け取りました。
たとえばこんなモノたちです。
- 海外電圧対応の炊飯器
- 変圧器
- 食器類
- 今ではないこれからの季節の洋服類
- 自転車
- 本
- キャンプ用品
などなど
我が家の特徴としては、第一便でダイニングテーブルセットを送りました。買ったばかりのもので、どうしても早めに新生活で使いたかったのです。残された3カ月間は子どもたちと3人で小さいちゃぶ台を出してきて食事をしておりました。
そして、忘れられない思い出ですが、ちょうどこの頃、10カ月ほど前に起こった東日本大震災の影響があり、日本からフランスへの食料品の持ち出しが禁止されておりました。
福島の原子力発電所の津波による重大事故による「放射能汚染の恐れ」を懸念したフランス政府の方針によって、食料品を一切引っ越し荷物に入れてはいけなかったのです。
故郷の味を、一つも持ち出すことが出来なかったこと。いまでも、とても辛い記憶です。
フランスへの引越し、第二便の内容。
当初、第二便の引っ越しは完全に引き払う日に一日をかけて行う予定でしたが、二回になりました。
時期が3月と繁忙期だったこともあり、引っ越し屋さんから連絡がありました。
「一日では終わらない可能性があるので、あらかじめ先に出せるものは出してしまいたい」
そういうわけで、最終撤去日の1週間ほど前にも一度引っ越し屋さんが来て、第2便は二日間にわたるものになりました。
行先は下記の4パターンとなりました。
- 日本での生活で最後まで使用し、フランスに持っていくもの。
- 日本でしか使用しない、トランクルームに入るもの
- 実家に送るもの
- 処分するもの
1の内容:日本で最後まで使って、フランスに持っていくもの、かつ緊急度の低いもの。
こちらは実はあまり多くありません。
すぐに使うもの、例えば、季節の洋服類やおはしやおちゃわんなどは、自分たちの手持ちで運びました。二便の1をいかに減らし、一便の出発時点で判断してあらかじめ送っておけるか。これがうまくいく引っ越しのキモであると思います。
とはいえ、どうしても、判断できかねたごちゃごちゃしたものが残ってしまい、こちらの荷物に入ります。
そして、後日、フランスで受け取った時に「どうして、こんなものわざわざ送ってるんだ・・・」と、自分の判断力に愕然とします。笑
2の内容:トランクルーム行き。日本の生活で最後まで使うもの。
日本でしか使用できない家電などがこれに値します。
洗濯機や冷蔵庫。オーディオアンプ、エアコンもこちらです。食洗器の設置個所としてつかっていた棚や食器棚などの大物家具も帰国後に使用するため、トランクルームに預かってもらいました。
3の内容:実家や友人宅に送るもの。
引っ越しを機会にテレビを処分することにしました。ちょうど実家のテレビが古かったのでさしあげました。
同時に、DVDプレイヤーもいらなくなったので、元同僚にさしあげました。
家電類は不在期間となる4年の間に古くなってしまうので、欲しいという人が見つかれば使っていただいたほうがよいだろう、という判断でした。
結果、喜んで引き取っていただけたので、良かったです。
4の内容:処分するもの
文字通り、いらないものです。
今は使っているけれど、4年後にフランスから戻ってきたときに、もう使用しないであろうモノです。
たとえば、壊れかけの食洗器や後付けのウォシュレット便座など。最後の日まで活用してから処分となりました。
そして、いろんなものを処分したはずなのに、引っ越しの最中に発見されるものが多々出てきます。予期せぬ不用品の出没に、ガーンとなります。
どうしても最後に残ってしまった一袋分の可燃ゴミは、ご近所の方に託し、収集日に出していただきました。ご近所さんには感謝感謝です。
その節は本当にありがとうございました。。。
単身者の引っ越しは、時短。手軽。
というわけで、フランス赴任時は、見積もり、1便、2便、最終撤去日 と、4日にわたって引っ越し屋さんが来ていましたが今回は、まったく別モノでした。
見積もり、なし。事前段ボールの搬入、なし。
単身者の引っ越しというのは、本当にラクで、あっという間に終わります。
3名でいらして、きっちり1時間で終了しました。
インド行きの荷物は、航空便3箱30キロ、
船便12箱でした。(ほぼ食料品と衣類)
ちなみに、フランスの時は食料品ゼロで、1便が200箱くらい、2便が60箱程度でした。
引っ越しの時も身軽なほうが絶対、ラク!
そんなわけで、日々の生活をなるべくスリム化していくことを心がけております。
今回の主人のインド引っ越しを機に、ますます捨てる活動に尽力する次第でございます。。。
最近の1捨てたち:
・使用していない布団搬送用のカバー(汚れあり)
・貰い物のおもちゃ(一度遊んでそれっきり。)
・捨てようと思ってまとめてあった衣類(押し入れの奥から発見!(;^ω^))
・古い雑誌